手網焙煎 珈琲焙煎舎
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HAMONIスタッフ
農園から直接購入することの重要性についてもう少し詳しく教えていただけますか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
農園からの直接取引は、中間業者を介さないため、農園側により多くの利益が還元されます。そうすることで、農園側が持続可能な生産活動を続けやすくなります。さらに、以前、ニカラグアの農園に訪れた事がありその時に農園との直接的な繋がりがいかに大切かを知りました。数年後、日本でインドネシア人の農園主と知り合えてより一層その想いが強くなりました。
HAMONIスタッフ
農園を訪れた際の具体的な体験についても教えていただけますか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
はい、その時の体験は非常に印象深いものでした。実際に農園を訪れて、土や農園で働く人々と直接触れ合うことで、私たちが日常的に消費しているコーヒーの背景にあるリアルな物語を知ることができました。特に、現地の人々の温かさや、彼らが直面している課題に直接目を向けることができたのは、私にとって大きな学びでした。
HAMONIスタッフ
素晴らしい経験ですね。その経験が現在のビジネスにどのように影響しているのでしょうか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
実際に農園を訪問し、現地の人々とのつながりを持つことで、商品を選ぶ基準や、ビジネスを運営する上での倫理的な考慮が深まりました。直接取引を通じて、より良質なコーヒーを公正な価格で提供することを心がけています。また、消費者にもその物語を伝えることで、ただのコーヒーではなく、その背景にあるストーリーを購入していただいていると感じています。
HAMONIスタッフ
では、このコーヒー店を開くに至った経緯を教えていただけますか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
チェーン店のコーヒーショップで働いておりましたが、店長として働いているうちに、自分の理想とするお店づくりと企業の売上への重視が大きく異なることに気づきました。結局、色々な問題が重なり、自分のお店を持つ決意をしました。
HAMONIスタッフ
その後の流れはどのように進んだのですか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
ただ、元々は自分のお店を持つつもりはなかったんです。ですが、色々な偶然が重なり、知人の助けを借りて、このお店を開くことができました。
HAMONIスタッフ
その知人とはどのような関係だったのですか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
その知人は、私がチェーン店のコーヒーショップで一緒に働いていた上司で、彼もいずれ独立する計画を持っていました。彼が辞めた後、私にコーヒーショップの運営方法を教えてくれました。彼のおかげで、お店をスムーズに開けることができました。
HAMONIスタッフ
開店当初はどのような課題がありましたか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
開店初期は色々と大変でした。特に、自分で全てを管理しなければならないというプレッシャーが大きかったです。また、知人が地方で新しいお店を開くために東京を離れた後は、一人で全てをこなさなければならず、非常に忙しかったです。
HAMONIスタッフ
それでもお店を続けることができたのはなぜですか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
お客様からのサポートが大きかったです。 コーヒーは同じ豆、同じ焙煎度合いであっても焙煎する人が違うと風味が変わります。最初に手伝ってくれていた知人が焙煎した豆を気に入ってずっと購入してくれていたお客様にとっては、私の焙煎だと『同じ豆を買っているのに違うもの』なんです。 だから "味が変わった”と来なくなってしまう不安もありましたが、「人が変われば味が変わるのは当たり前」と来続けてくださいました。そのおかげで、多くの困難を乗り越えることができ、今もお店を続けています。
HAMONIスタッフ
素敵ですね!お店のコンセプトやテーマについて教えていただけますか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
実は、特定の固定したコンセプトはないんです。ただ、どんな状況でも「ご家庭でも楽しめるコーヒー」を提供することに重点を置いています。理念としては、お店がなくなっても続けられるように、ネットショップなどを活用してどこにいても同じ品質のコーヒーを提供し続けたいです。
HAMONIスタッフ
なるほど、ご家庭でもお店と同じように楽しめるコーヒーを提供されているのですね!
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
そうですね。どんな形であれ、コーヒーを提供し続けることが私の目標です。お店形態に固執せず、常に変化に対応しながらも、品質とサービスを保持し続けることが私の信念です。
HAMONIスタッフ
お店の今後の展望はありますか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
現在はコーヒー豆の販売に特化しており、カフェとしての機能は少なくしています。しかし、これからも良質なコーヒーを提供し続けることで、お客様に愛されるお店であり続けたいと思っています。また、最近はInstagramを通じてネットショップに繋げるよう努力しています。お客様が「面白そうだな」と感じてすぐに商品を購入できるように、瞬時の興味を購入へとつなげられるようにしています。
HAMONIスタッフ
コーヒー豆の販売に専念したいという話がありましたが、その理由は何ですか?
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
正直なところ、年齢を重ねるごとに直接接客するよりも、豆を焼く作業に専念したいと思っています。店舗は週に数日だけ開けて、その他は豆の焙煎に集中するのが現在の目標です。
HAMONIスタッフ
最後に、お店からお客様へのメッセージをお願いします!
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
コーヒーは難しく考える必要はなく、単純に楽しむものです。多くの方がコーヒー作りを学ぶことが重要だと思うかもしれませんが、私はただ美味しいと感じることが一番だと思います。 興味がある方には深く知る楽しみも教えますが、シンプルにコーヒーを楽しんでいただけたら嬉しいです。 「撮影:JUN MURAI」
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concept
ご家庭でも楽しめるコーヒーを提供すること。
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background
元々はチェーン店のコーヒーショップで働いており、店長として会社の売上重視の方針と自分の理想とする店作りとの間でストレスを感じていました。問題が重なり、自分で何か新しいことを始める決意をしました。最初は自分のお店を持つ意志はありませんでしたが、色々な偶然が重なり、知人の助けを受けながら自分のお店を開くことができました。
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message
コーヒーは難しく考える必要はなく、単純に楽しむものです。多くの方がコーヒー作りを学ぶことが重要だと思うかもしれませんが、私はただ美味しいと感じることが一番だと思います。興味がある方には深く知る楽しみも教えますが、シンプルにコーヒーを楽しんでいただけたら嬉しいです。
HAMONIスタッフ
早速ですが、おすすめの商品を教えてください。
手網焙煎 珈琲焙煎舎さん
おすすめは「チャンドラ ブルボン」です。 これはインドネシア産のコーヒーで、農園から直接購入しています。業者を介さずに直接農園と取引をしておりますので、農園側への適正な還元もできます。