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いちごの里 Berry Good

・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW

HAMONIスタッフ

はじめに、おすすめのイチオシ商品を教えていただけますか?

いちごの里BerryGoodさん

もちろんです。私がオススメするのは「いちごおり」という商品です。特に、いちごおりに練乳が付いているバージョンがおすすめです。

HAMONIスタッフ

なるほど、その「いちごおり」というのは、農園で収穫したイチゴを使用しているんですか?

いちごの里BerryGoodさん

はい、そうです。私の農園では、イチゴが完熟した状態で収穫し、基本的にはその日のうちに発送する仕組みを取っています。

HAMONIスタッフ

それは魅力的ですね。しかし、スーパーで売られているイチゴとはどう違うのでしょうか?

いちごの里BerryGoodさん

実は、農協に出すイチゴはスーパーでの販売を前提にしているため、収穫時にはまだ半分くらい白い状態です。これは、収穫から約1週間かけてスーパーに並ぶ頃に赤くなるようにするためです。しかし、この方法では糖度が上がりません。

HAMONIスタッフ

なるほど、だからいちご狩りで食べるイチゴがとても甘くて美味しいのですね。

いちごの里BerryGoodさん

まさにその通りです。いちご狩りでのイチゴは直前まで真っ赤な状態でぶら下がっているので、糖度が高くなります。私たちの「いちごおり」は、その完熟した状態のイチゴを冷凍しておき、夏に向けて削って提供するので、非常に高いクオリティが出せると思います。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは素晴らしいですね! 完熟したいちごをその場で食べられるのは、本当に嬉しいことですよね。

いちごの里BerryGoodさん

そうですね。現代の配送サービス、例えばヤマト運輸のようなところでは、ネット通販で注文を受けたら、その日に発送できます。1週間かけずにお客様の手元に届けることができるんです。

HAMONIスタッフ

素晴らしいですね。では、「いちごおり」は夏に美味しく食べられると思いますが、冬にもカフェなどで販売されているんですか?

いちごの里BerryGoodさん

実は、真冬でも「いちごおり」は提供しているんですが、収穫時期が重なってしまうと、収穫やパッキング作業で大忙しになってしまって、冬のメニューを展開するのが難しいんです。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは大変そうですね。でも、イチゴを使った新しいカフェメニューなど、冬にも展開される予定はあるんですか?

いちごの里BerryGoodさん

はい、そうです。冬も美味しいフレッシュなイチゴを使ったカフェのメニューを展開していく予定です。それに、実は「いちごおり」も、寒い時期でも食べに来られる方が多くて、年末年始でも大人気なんですよ。

HAMONIスタッフ

「いちごおり」は冬に販売されていると珍しいですよね。冬でも食べられるなんて、それは素敵です! 続いて、お店を開くきっかけや経緯を教えていただけますか?

いちごの里BerryGoodさん

もちろんです。元々、私は何の経験もない普通のサラリーマンだったんですよ。今年で農業を始めて6年目なんです。

HAMONIスタッフ

ええ!そうなんですね。

いちごの里BerryGoodさん

はい。それまでは普通のサラリーマンをしていました。でも、いちごのかき氷を提供するカフェをやりたくて、イチゴ栽培を始めることにしました。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは面白い経緯ですね。

いちごの里BerryGoodさん

そうなんです。実は「6次産業化」という言葉があるんです。イチゴを作る農家などは一次産業、工場での製造業は二次産業、そしてサービス業は三次産業と言います。生産者が自ら加工して販売すると、1+2+3で6になるので、6次産業化と呼ばれています。これは国が推進している政策なんです。

HAMONIスタッフ

それは興味深いです。そして、自らイチゴを作るようになったのですね。

いちごの里BerryGoodさん

はい。私がサラリーマンから農家に転身するとき、ただイチゴを作って農協に出荷するだけでは面白くないと思っていました。農家自らがイチゴを生産し、それを加工して販売するビジネスが面白そうだと思ったんです。いちごのかき氷のアイデアが湧いてきて、それを実現するためにイチゴを作ることにしたんです。これがカフェを開く経緯です。

HAMONIスタッフ

そうなんですね。それは本当にユニークで、イノベーティブなアプローチですね。ありがとうございます! 次に、お店のコンセプトやテーマ、理念などがあれば教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

そうですね、まずは女性層を意識しています。そして、当農場は田舎にあるので、その「田舎」をコンセプトにしています。古民家風で、わざと田舎らしい、少し分かりにくい場所にあるお店なんです。路面店である必要はないと考えています。

HAMONIスタッフ

ありがとうございます。ちなみに、「いちごの里 Berry Good!」さんという名前は、何か特別な理由があるんですか?

いちごの里BerryGoodさん

店名を決める時、奥さんに名前を決めてもらったんです。

HAMONIスタッフ

それが理由なんですね。ありがとうございます。奥さんが名付けたのですか。とても可愛らしい名前ですね。ベリーグッド、イチゴのベリーがとても良い、という意味でしょうか。

いちごの里BerryGoodさん

そうです、それが意味です。ありがとうございます。女性がターゲットなので、女性の視点を取り入れるために奥さんに名前を付けてもらったんです。これが良いと思いました。

HAMONIスタッフ

なるほど、確かに素晴らしいアイデアですね。ありがとうございます。 次に、食材に対するこだわりがあれば教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

はい、基本的には品質が非常に重要だと思っています。美味しいものを提供するために、例えばイチゴについては完熟させています。そして、牛乳も乳脂肪分が高いクオリティのものを使用しています。実は、うちの奥さんが元料理人なので、奥さんの提案を商品化するという形をとっています。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは素晴らしいですね。奥さんが料理人なので、一緒に試行錯誤しながらメニューを作っているんですね。

いちごの里BerryGoodさん

そうです、商品開発は奥さんが行っています。私は主に材料の調達や経営面を担当していて、お店自体は奥さんが回しています。

HAMONIスタッフ

そうなんですね、ありがとうございます。 次に、どの層のお客様が多いか教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

まず、8割以上のお客様が女性です。おそらく、お客様の80%は女性だと思います。

HAMONIスタッフ

おめでとうございます。それは素晴らしいです。ありがとうございます。女性が8割以上ということですが、お客様はどのようにしてお店を知るのですか?

いちごの里BerryGoodさん

基本的にはSNSを通じて知ってもらっていると思います。お店はわかりにくい場所にあるので、宣伝はしていないんです。口コミやSNSが大きな要因だと思います。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは興味深いですね。ありがとうございます。

いちごの里BerryGoodさん

また、SNSを活用して、SNSでお店を紹介してくれたお客様には「SNS割引」を提供しています。これにより、さらなる口コミが広がると思っています。

HAMONIスタッフ

それは良いアイデアですね。ありがとうございます。 次に、内装や外観についてのこだわりがあれば教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

カフェは築80年の古民家なので、古民家の雰囲気を壊さないようにしています。そして、お客様が「田舎のおばあちゃんちに来た」というイメージを持っていると思うので、昭和30年から40年ぐらいの雰囲気を大切にしています。敷地内にはアヒルがいたり、以前はヤギも連れて行っていました。田舎の農家は牛やヤギを飼っているイメージですよね。それをあえて残しています。

HAMONIスタッフ

それはとても素敵ですね!

いちごの里BerryGoodさん

時期によっては、軒下に干し柿をぶら下げたり、庭で焼き芋を焼いたりというような、田舎の農家らしい工夫をしています。

HAMONIスタッフ

そうなんですね。写真で軒下にぶら下がっているものを見たり、アヒルが歩いているのを見ました。

いちごの里BerryGoodさん

そうです、お客様が持っている田舎のイメージを大切にし、それを崩さないように努めています。

HAMONIスタッフ

それは本当に素敵です。ありがとうございます。 次に、お店が繁盛している理由や考察などがあれば教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

基本的に私は、物が売れるのは「ギャップ」だと思っています。お客様にとってのコスパ、つまり価値のギャップが購買意欲を刺激する一つの方法だと思っています。例えば、かき氷を考えてみてください。お客様はかき氷と比較してくるんです。かき氷の原料はただの水ですよね。それを削って、安くて300円、高いと1000円くらいすることもあります。でも、原料は水です。水を削ったものを500円、1000円で買うのは高いと感じる人もいます。それと比較して、うちの原材料はイチゴです。イチゴは普通にスーパーで買っても500円、600円はします。それがそのまま削って出てくるんだったら、価値が高く感じるんじゃないですか。この価値のギャップをついているのが、うちのいちごおりという商品だと思います。

HAMONIスタッフ

なるほど、そういう戦略があったんですね。 続いて、今後のお店の展望や計画などがあれば教えてください。

いちごの里BerryGoodさん

店舗についてというよりは、これからは輸出と海外展開に力を入れたいと考えています。

HAMONIスタッフ

それは素晴らしいですね!具体的にはどのような展開を考えていますか?

いちごの里BerryGoodさん

冷凍技術を活用すれば、海外にもかき氷を輸出できるので、暑い国、例えばシンガポールなどにいちごおりのお店を出すことを考えています。シンガポールは一年中暑いので、かき氷は一年中売れると思っています。

HAMONIスタッフ

なるほど、そうですね。日本のイチゴは品質が高いと聞きますが、海外での評価はどうでしょうか?

いちごの里BerryGoodさん

日本のイチゴは、品質が非常に高く、海外のイチゴとはまったく異なります。実際、和牛と同じように、日本のイチゴも国際的に高く評価されています。和牛は、霜降りの特徴があり、海外の牛肉とは異なるため、海外でも非常に人気があります。同様に、日本のイチゴも、中国などのイチゴと比べて品質が高いので、輸出には非常に適していると思っています。

HAMONIスタッフ

なるほど、日本のイチゴの品質を世界に広めるというわけですね。それはとても興味深い取り組みです。 次に、お店を経営していて嬉しかったことや、新しい気づきなどはありますか?

いちごの里BerryGoodさん

そうですね。私が特に嬉しいと感じるのは、お客様がイチゴのかき氷を食べて、「これは安い!1000円でもいいと思うよ」と言ってくれることです。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは商品のコストパフォーマンスが非常に高いということですね。

いちごの里BerryGoodさん

そうなんです。でも、私たちは原材料を自分たちで作っているので、原価的には安いんです。1000円で売る代わりに、600円で販売しても十分利益が出るし、イチゴを単体で売るよりも利益率は高いですから。

HAMONIスタッフ

なるほど、原材料を自分たちで生産しているのでコストが抑えられるわけですね。ありがとうございます。 では最後に、お客様へのメッセージをお聞かせください。

いちごの里BerryGoodさん

私はお客様に完熟したイチゴと、スーパーで売られているイチゴを比較してほしいと思っています。完熟したイチゴは、もちろんですが、他の野菜や果物も、完熟したものとスーパーで並んでいるものとでは全く味が違います。だから、ぜひ現地でしか食べられない、完熟したイチゴを堪能してもらいたいです。

01.

concept

当農場は田舎にあるので、その「田舎」をコンセプトにしています。

02.

background

店主さんは元々、何の経験もない一般のサラリーマンでしたが、イチゴのかき氷を提供するカフェを開く夢を持ち、農業に転身しました。これで農業を始めて6年目になります。 彼は農家として単にイチゴを栽培して出荷するだけでは面白くないと感じ、農家自らがイチゴを生産し、それを加工して販売するビジネスを始めることを考えました。イチゴのかき氷を提供するというアイデアが生まれ、それを実現するためにイチゴの栽培を始め、カフェを開いたそうです。

03.

message

ぜひ現地でしか食べられない、完熟したイチゴを堪能してもらいたいです。