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Bakery Onipan

・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW

HAMONIスタッフ

それでは早速ですが、お店の名前の由来について教えてください。

BakeryOnipanさん

当店の名前が“ONIPAN”という名前でして、実はこの名前の由来はおにぎり屋さんから来ています。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは面白いですね。その詳しい説明をお聞かせいただけますか?

BakeryOnipanさん

はい。お店のコンセプトを考えていた時に、お惣菜パンや菓子パンなど、小さめのパンを並べたショーケースを想像しました。そこで、ビジュアルがおにぎり屋さんに近いと感じました。地元の方に親しんでいただきたいと思い、おにぎり屋さんのようなパン屋さんにしたいと考え、その結果“ONIPAN”という名前にしました。

HAMONIスタッフ

なるほど、そういった想いがあって“ONIPAN”さんと名付けられたのですね! 続いて、お店のイチオシ商品についてお聞かせください。

BakeryOnipanさん

商品開発の段階で、“ONIPAN”という名前からおにぎりを思わせるような商品も考えたいと思い、おにぎりの形をした「オニパン」という商品を作りました。この「オニパン」がイチオシです。 使用する生地には米粉を混ぜ、三角形の型に詰めて焼き上げることで、見た目もおにぎりに近いものに仕上げました。具材も和風を意識して、現在は「鮭マヨポテト」、「高菜チーズ」の2種類を提供しています。

HAMONIスタッフ

なるほど、オニパンの種類も豊富なんですね!

BakeryOnipanさん

はい。そして、「オニパン」の名前を持つもう一つのイチオシ商品として「オニオンブレッド」があります。名前の「オニ」を活かすとともに、オニオンとオニの響きが近いことから名付けました。こちらは食事パンとして提供していて、オーブンで2時間かけてじっくりと火入れを行い、その玉ねぎを生地に巻き込んでいます。最後にマヨネーズ、生の玉ねぎ、チーズをトッピングして焼き上げます。これも私たちのイチオシ商品です。

HAMONIスタッフ

なるほど、それはとても美味しそうです! また、ONIPANさんのロゴも鬼のようなツノが生えていて、とても可愛いです。

BakeryOnipanさん

ありがとうございます。“ONIPAN“のアイコンについてですが、私がロゴを考える際、"鬼"と"パン"の形が組み合わさった形状をイメージしました。具体的には、食パンの形に鬼の角を加えたデザインです。ですが、まだ鬼にちなんだ具体的な商品は作っていません。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは面白いですね。"ONIPAN"のロゴデザインは、鬼のイメージと、おにぎりのような形状のパンとが組み合わさっているんですね。 それでは、お店を立ち上げた経緯など、お話しいただけますか?

BakeryOnipanさん

私が大学を卒業した後、最初に就職したのがパン屋の神戸屋で、そこで15年ほどパン職人として働きました。その間、自分が考えた商品を自分で作り、販売したいという思いが強くなりました。職人としての経験を重ねる中で、自分に足りないもの、例えば経営面の知識やマネジメント能力の必要性を感じ、転職しました。その後は、DEAN&DELUCAでカフェ部門に入り、1年後には店長となりました。 そこで、お金の管理や店舗全体の運営を学び、自分で店を持つ準備ができたと感じ、お店を開くことを決めました。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは興味深いですね。最初からパン屋を開きたいと思っていたのですか?

BakeryOnipanさん

大学を卒業した当初は、特にパン屋になるとは思っていませんでした。ただ、就職先としてパン屋を選び、レストランのホールにも興味がありました。しかし、研修を受けるうちに、パン屋の道に進むように指導されました。 そして、パン職人としての仕事に深みを感じ、次第に仕事が楽しくなっていったことがパン屋を開くきっかけとなりました。

HAMONIスタッフ

なるほど、それは素晴らしい経験ですね。 続いて、お店のコンセプトやテーマ、理念などについてお聞かせください。

BakeryOnipanさん

お店を日常使いで利用していただけるような、地元の方々に愛されるお店がコンセプトです。 長年パン職人をしてきた経験から、作れる商品がたくさんあるので、菓子パンや惣菜パンから始まり、四角い食パン、山型の食パン、ドイツパン、ハード系のフランスパンといった幅広いジャンルのパンを揃えています。一つでもお客様が欲しいと思うものが必ずあるという状態を目指しています。私たちは、地元に密着したパン屋を目指して運営しています。

HAMONIスタッフ

なるほど、地元密着型で日常使いにも適したパン屋さんというコンセプトなんですね。 また、お店の写真をInstagramで見せていただきましたが、パンがガラス張りのショーケースに入っているのを見ました。一般的なパン屋さんが全部オープンなのとは対照的で、ガラス越しに見るスタイルは新鮮に感じました。

BakeryOnipanさん

私がパン屋を始めようと考えたのは実は5年ぐらい前からで、その当時はまだコロナの問題などは存在していませんでした。ただ、このタイミングでパン屋さんを開こうと思っていました。日本でよく見られるセルフスタイルのパン屋さんよりも、ヨーロッパスタイル、つまり欧米でよく見られるスタイルが主流で、その形態を採用することで店舗スペースも狭く済むというメリットがありました。また、お客様との会話がより多く成立し、コミュニケートしながらパンを選んで頂くことができます。ですので、この形態を選びました。 私自身もそうですが、スタッフもお客様と会話を楽しんでおり、笑い声がよく聞こえてきます。

HAMONIスタッフ

なるほど、お客様とコミュニケートしながらパンを選ぶ欧米スタイルのパン屋さんなんですね! 続いて、食材について特にこだわりがある部分をお聞かせください。

BakeryOnipanさん

当店では、使用する小麦粉の約6割を国内産のものにしています。全てを国内産にすることは難しいため、外国産のものも高品質なものを選んでます。しかし、日本でパン屋さんを経営しているという特徴を活かし、なるべく国内産を使用するように心がけています。全体の商品においても、6割から7割ぐらいは国内産の小麦粉を使用しています。

HAMONIスタッフ

なるほど、食材へのこだわりが感じられます。他にも食材のこだわりはありますか?

BakeryOnipanさん

はい、特に当店の「牛乳食パン」という商品はブリオッシュに近い生地が特徴で、生地は100%牛乳で練り、砂糖は奄美群島産の「素焚糖(すだき)」という砂糖を使用してます。これは、非常にコクがある砂糖で、問屋さんから紹介して頂いてから気に入り、使用するようになりました。また、バターについても発酵バターを使用しています。このように、食パンの柔らかさと甘さにこだわり、好評を頂いています。

HAMONIスタッフ

それは素晴らしいこだわりですね。 次に、お客様の主な層について教えていただけますか?

BakeryOnipanさん

はい、主に地元の方々が多いです。具体的には、近所に住んでいる方々や、お子様連れのお客様が多いです。特に幼稚園のお迎えの後や、送りの後に自転車で来られるお母様やお子様が多く訪れます。また、ご年配の方々も多くお昼頃によく来店していただいてます。

HAMONIスタッフ

様々な年齢層のお客様が来店されるんですね!

BakeryOnipanさん

そうです。特に週末になると、お散歩に来たカップルやご夫婦の方々も多く見受けられます。

HAMONIスタッフ

なるほど、リピーターのお客様も多いのでしょうか?

BakeryOnipanさん

はい。特に食パンがお昼前に焼き上がると、それを買いに来てくださるリピーターのお客様も多いです。大変嬉しいことに、1日に3回も来店される方もいらっしゃいます。 「これから出かけるから、ちょっとお土産に買ってくるわ」と、何度も来てくださることもあります。本当にありがたいです。

HAMONIスタッフ

何度も来てくださるお客様もいらっしゃって、素敵ですね! 続いて、内装や外観についてのこだわりはありますか?

BakeryOnipanさん

はい。私は木を多く使いたかったのですが、既存の物件の構造から全てを木にするわけにはいきませんでした。それでも、常温ショーケースや窓枠には木を使い、木目調のシートも活用して、店内に温かみを感じられるようにしました。また、お店のイメージカラーとして黄色を採用しました。店舗の前に設置されている小さな屋根、オーニングも全て黄色にして目立つようにしました。さらに、ショッピングバッグも黄色にし、商品を固定するテープまで黄色にするなど、全体の統一感を出しています。

HAMONIスタッフ

なるほど、その明るい黄色は目立ちますし、お店のロゴなど全体的にとても分かりやすい印象があります。 次に、なぜお店が繁盛しているのか、自分なりの考察や工夫があれば教えてください。

BakeryOnipanさん

最初の1ヶ月はオープン直後から本当に沢山のお客様に来て頂きました。本当に繁盛できるかは暑い夏を迎えるこれからが勝負だと思っています。 価格設定を開店前に考えた時に、材料や製法にもこだわりたかったので、リーズナブルと高級路線の中間を狙って進むことに決めました。 そして、食材にも一定のこだわりを持ち、その価格設定はお客様から好評いただいてます。価格が安いという声をよくいただく一方で、あまりにも安いのではないかと心配されることもあります。

HAMONIスタッフ

そうなんですね!そのような声を頂くということは、美味しいという証拠ですよね。

BakeryOnipanさん

はい。私たちのイチオシ商品であるオニオンブレッドなどをお目当てに足を運んでくださるお客様も多くいらっしゃいます。そのような商品が売れているということは、とてもありがたいと感じています。

HAMONIスタッフ

ありがとうございます。 続いて、今後のお店の展望などがあれば教えてください。

BakeryOnipanさん

今は夏の時期なので、商品の入れ替えを少しずつ行っています。しかし、パン屋さんとしては夏の時期はかなり厳しいです。ですので、涼しげな商品を販売し、なるべくこの季節を乗り切ろうと思っています。また、季節ごとにイベント的なものを行いたいと思っています。例えば、ハロウィンではかぼちゃを使った商品を、冬にはクリスマスブレッドを展開することを計画しています。

HAMONIスタッフ

そうなんですね。どの季節も商品展開が楽しみです。 次に、お店を経営していて嬉しかったことや得た気づきなどがあれば教えてください。

BakeryOnipanさん

お店は狭いので、作業中でもお客様の顔がよく見えます。そして、お客様から話しかけられることも多いです。そういった会話を通じて、「美味しかったよ」という感想を直接聞くことができるのはとても嬉しいです。 淡々と接客することが多いのかと思っていたのですが、予想以上にお客様からの感想が多いことに驚きました。また、「また買いに来たよ」という言葉を頂くことも多く、それが本当に嬉しいです。そういった反応を得られるとは思っていなかったので、その点はとても驚きでした。

HAMONIスタッフ

そうなんですね。直接お客様からお声を頂けるのは素敵ですね! それでは最後に、お店からお客様にメッセージをお願いいたします。

BakeryOnipanさん

私たちのお店は地元の方だけでなく、お客様が気軽に散歩途中にも立ち寄れるようなお店でありたいと思ってます。そのために、価格設定もお客様がたくさん買っていただけるように考えてます。そして何よりも、"おいしい"と感じていただけるように、日々商品開発に工夫を凝らしています。 ぜひ一度、私たちのお店に足を運んでいただけると嬉しいです。

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お店を日常使いで利用していただけるような、地元の方々に愛されるお店がコンセプトです。 長年パン職人をしてきた経験から、作れる商品がたくさんあるので、菓子パンや惣菜パンから始まり、四角い食パン、山型の食パン、ドイツパン、ハード系のフランスパンといった幅広いジャンルのパンを揃えています。一つでもお客様が欲しいと思うものが必ずあるという状態を目指しています。

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background

私が大学を卒業した後、最初に就職したのがパン屋の神戸屋で、そこで15年ほどパン職人として働きました。その間、自分が考えた商品を自分で作り、販売したいという思いが強くなりました。職人としての経験を重ねる中で、自分に足りないもの、例えば経営面の知識やマネジメント能力の必要性を感じ、転職しました。その後は、DEAN&DELUCAでカフェ部門に入り、1年後には店長となりました。そこで、お金の管理や店舗全体の運営を学び、自分で店を持つ準備ができたと感じ、お店を開くことを決断しました。

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私たちのお店は地元の方だけでなく、お客様が気軽に散歩途中にも立ち寄れるようなお店でありたいと思っています。そのために、価格設定もお客様がたくさん買っていただけるように考えてます。そして何よりも、"おいしい"と感じていただけるように、日々商品開発に工夫を凝らしています。 ぜひ一度、私たちのお店に足を運んでいただけると嬉しいです。