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のりもも

・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW

HAMONIスタッフ

早速ですが、お店を始めたきっかけについてお聞かせください!

のりももさん

私たちのお店は、実はある機会から始まりました。2021年に三重県多気町に「VISON(ヴィソン)」という国内最大級の商業リゾート施設が開業することになり、そのプロジェクトに誘われました。

HAMONIスタッフ

なるほど、それで店舗展開を始めることになったのですね。

のりももさん

そうです。その時、私たちは「のりもも」というブランドを立ち上げました。元々、のり自体が危機的な状況にあることを伝えながら、その良さを広めたいと考えていました。それから、百年先の食卓も彩るためにのりを広めることをコンセプトに、ブランドをスタートさせました。

HAMONIスタッフ

のりの消費が減っているという現状があるとのことですが、その背景について教えていただけますか?

のりももさん

のり消費が減っている理由は、ギフト需要として、のり以外のあらゆるものが競合としてあることです。団塊世代の親世代までは和食中心で、普段からのりを食べる習慣があったが、子ども世代(団塊世代)はその習慣が薄れ、さらに団塊世代の子どもは、親がのりを積極的に買わないために、のりを食べる習慣がますます薄れていることが原因として大きいと考えています。

HAMONIスタッフ

今後、消費者に対してどのようにのりに興味を持っていただき、現状を伝える予定ですか?

のりももさん

私たちは、3つのブランドラインを立ち上げました。一つは特別な産地を選んだ「SPECIALTY」ライン、そして日常使いに適した「BASIC」ライン、そして新しいのりの形・様々なフレーバーが楽しめる「CASUAL」ラインです。 現在、多くの方が手に取るのりは「味付けのり」ですが、美味しい「焼きのり」にも興味を持って頂くために、異なる味や使用方法を提案しています。

HAMONIスタッフ

そうなんですね!今後のお店の目標についてお聞かせいただけますか?

のりももさん

のりは普通の商品として手に取られていますが、実はその本質や価値が薄れてしまっています。私たちの目標は、のりの良さと現状をもっと広く知って頂くことです。

HAMONIスタッフ

今後もより多くの方にのりの良さが伝わってほしいですね。また、新しい取り組みについてもう少し詳しく教えていただけますか?

のりももさん

はい、のりは通常おにぎりやお寿司に使われるイメージが強いですが、実はもっと多様な料理に使えます。例えば、刻みのりはラーメンや和食だけでなく、中華料理にも合います。私たちは従来の板のりや味付けのりとは異なる、「ばらのり」を使った商品を展開しています。

HAMONIスタッフ

ばらのりとはどのようなものですか?

のりももさん

「ばらのり」は板のりと同じ原料ですが、細かく砕いて水にさらさずに、ばらの状態で乾燥させます。そうすることでのり本来の旨みが逃げにくく、味が濃く残ります。また、ばら状に乾燥させることで食感がサクサクとして、パスタやラーメン、チャーハンなど、様々な料理に使えます。私たちは様々な味付けのばらのりを開発しており、その用途を広げることで消費者の方々に新しい食べ方を提案しています。

HAMONIスタッフ

それは面白いですね!他にも革新的なのり商品の開発をされているのですか?

のりももさん

はい、例えば「のりふりふり」という商品で地中海風バジル味や醤油バター味など、聞いたことのないような味の組み合わせを試しています。これにより、消費者の方が「次は何を使ってみようか」と思い、様々な料理に振りかけて使って頂くことを目指しています。

HAMONIスタッフ

販売されている商品の「焼きばらのり」と「ばらのり」の違いは何ですか?

のりももさん

「ばらのり」は焼いていないので、シャクシャクとした食感と磯の香りが強く感じられます。対して「焼きばらのり」は、香ばしさとサクサクとした食感が特徴で、磯の香りはあまり感じられません。昔は地域によってのりの使い分けがありましたが、今はそんなことはなく、どちらもお好みでお使いいただけます。

HAMONIスタッフ

現代の消費者の方々に合わせたのりの提案をされているんですね。 また、パッケージデザインも素敵で、かなり工夫をされているように見受けられました!具体的にどのようなことを考えてデザインをされたのでしょうか?

のりももさん

ブランドを作る上でデザインは非常に重要です。私たちは専門のコンサルタントの方にデザインについて全面的に協力を仰いでいます。一般的に高級なのりのイメージとは一線を画すよう、ピンク色を基調としたデザインを採用しています。これは、今までののりのイメージとは明らかに異なるものです。

HAMONIスタッフ

おっしゃる通り、ピンク色のパッケージののりは珍しいですね!そのようなデザインは若い層やご家族の方々を主なターゲットにしているのですか?

のりももさん

そうですね。私たちのメインターゲットは30代、40代の女性の方々です。その層に刺さるデザインや内容の提案を意識しています。例えば、広告などのプロモーションにも、このターゲット層に響くような工夫をしています。

HAMONIスタッフ

それは興味深いアプローチですね! 最後に、記事を読んでくださっている読者の方にメッセージをお願いします。

のりももさん

のりという商品は、実は1300年も前から食べられていた歴史ある食材です。しかし、長い年月に親しまれてきたせいか、食べ方や使い方が固定化してしまっているように感じます。実際には、のりは様々な料理に使え、いろいろな使い方が可能です。私たちは、この多様性をもう一度見直していただくために商品化し、手に取りやすく、使いやすく、そして楽しんでいただけるような新しいのりの形を提案しています。ウェブページでその具体化した新しいのりの形を見ていただければ幸いです。

01.

concept

百年先の食卓も彩るためにのりを広めること

02.

background

「のりもも」というブランドを立ち上げた私たちは、のりが現在危機的な状況に直面していることを広く伝え、その素晴らしさを知ってもらうことを目指しています。私たちのコンセプトは、のりを通じて、百年先の食卓も彩ること。この想いを胸に、「のりもも」ブランドをスタートさせました。

03.

message

のりという食材は、実は1300年も前から食べられていた歴史ある食材です。実際には、のりは様々な料理に使え、いろいろな使い方が可能です。私たちは、この多様性をもう一度見直していただくために、手に取りやすく、使いやすく、そして楽しんでいただけるような新しいのりの形を提案しています。