HAMONIスタッフ

早速ですが、おすすめの商品とその理由を教えていただけますか？

カゴノオトさん

おすすめ商品は「１年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン」です。ひと月ごとに、果物や農産物などの素材を四万十の農家さんから買わせていただき、ラム酒や粗糖に漬け込んで、熟成させます。１年かけて仕込みをした12種類の素材を合わせたシュトーレン、自分たちで加工した食材を使っていることがこだわりです。

HAMONIスタッフ

1つのシュトーレンを作るのにどれくらいの時間がかかりますか？

カゴノオトさん

素材をひと月ごとに仕入れ、仕込むので１年かけて作っています。

HAMONIスタッフ

かなり時間をかけて作られているのですね！シュトーレンの特徴はどのようなものですか？

カゴノオトさん

ドイツ生まれのシュトーレンは、クリスマスまでに薄く切って食べる風習があります。スライスする場所によって出てくる食材が変わることで、少しずつ違う味を楽しめます。

HAMONIスタッフ

使用されている四万十の食材にはどのようなこだわりがありますか？

カゴノオトさん

東京から移住してきた私たちは、農産物を育てる生産者さんと出会い、畑や生産現場を見せていただいて、素材を仕入れています。四万十の暮らしの中で出会った人たちの魅力を、商品を通じて伝えています。

HAMONIスタッフ

毎年シュトーレンの販売はいつ頃から始まりますか？

カゴノオトさん

オンラインで通年予約を承っています。毎年、11月末からご予約順にお届けしています。

HAMONIスタッフ

熟成させるにはどれくらいの時間を使いますか？

カゴノオトさん

一つひとつの素材は、粗糖やラム酒に漬けて、ものによっては１年間じっくり熟成させるものもあります。シュトーレンを焼き上げてからは、それぞれの素材と生地が馴染むよう、1ヶ月ほど寝かせてからお届けしています。開封後も、スライスして少しずつ食べていただくことで、味わいが変化していきます。

HAMONIスタッフ

シュトーレンの次に人気の商品は何ですか？

カゴノオトさん

四万十の色とりどりの果物を使用した「しまんと果実タルト」です。店頭販売は、季節によって、商品のラインナップが変わります。オンラインショップでは、1年を通して四万十産の果実を大切に保存し、季節を問わず様々な味わいをお楽しみいただけます。四万十の大地が育んだフレッシュな果実を味わっていただきたいです。

HAMONIスタッフ

東京から四万十に移住してお店を始めようと思ったきっかけを教えてください。

カゴノオトさん

私の夫はホテルの料理人で、訪れたことのない場所から仕入れた食材を使用することに対して、何となく違和感を覚えていました。自分で野菜を作ることへの憧れと、障害を持つ人々の素晴らしさをもっと世間に伝えたいという願いがありました。それに加えて、東日本大震災を経験したことが、私たちが移住を決意するきっかけとなりました。

HAMONIスタッフ

「カゴノオト」という名前の由来は何ですか？

カゴノオトさん

「カゴ」のようにいろいろな使い方ができる場所で、形にとらわれず面白い「オト」を響かせていこうと「カゴノオト」と名前を付けました。

HAMONIスタッフ

今後、新商品の展開やサービスの展望について教えてください。

カゴノオトさん

シュトーレンは1年かけて作っています。もっとその背景や生産者の話をお客様に伝えたいと思っています。商品だけでなく、1年かけて作るプロセス自体も商品に盛り込んで、価格変更を考えています。来年はイベントを通じて仕込みの様子をもっと伝えていき、国内外での販売を目指しています。

HAMONIスタッフ

シュトーレンやタルトをより多くのお客様に認知してもらうために何か工夫されていることはありますか？

カゴノオトさん

YouTubeやメディアへの露出を積極的に行っています。YouTubeチャンネルではほぼ毎日、シュトーレンの楽しみ方や食べ方を投稿しており、ブログも更新しています。

HAMONIスタッフ

経営していて嬉しかったことや得た気づきについて教えてください。

カゴノオトさん

嬉しかったことは、お客様からお手紙をもらったり、商品を楽しんでいただいたという感想をもらうことです。コロナ禍には、実家に帰れない人たちが、私たちの商品を通じて故郷を感じられたと言ってくれました。私自身も横浜出身で、コロナ禍の影響で実家に帰れなかったので、お客様の言葉に共感しました。

HAMONIスタッフ

最後に、お店からお客様にメッセージをお願いします！

カゴノオトさん

この記事を見てカゴノオトのことを知って頂けると嬉しいです。 是非、お店に遊びに来てください！