4/9/2024

それは、グルタミン酸、イノシン酸のワンダーランド 🚩 SAISIR（セジール） ✔️ディナー 肉の魔術師と云われる、Boucher（肉屋さん）のサカエヤ新保吉伸氏を知ったのは、熟成肉が一大ブームとなっていた2014年当時、偶然たどり着いた新保氏のブログ「牛肉魂」だった。新保氏の長年の経験に基づく熟成肉の知見は俺のバイブルとなり、2015年に放送された、NHKスペシャル ネクストワールド「ジビーフ」の特集番組に新保氏も関係者として登場するや、改めてその価値や理屈を知り、新保氏のサカエヤの肉を扱っている駒沢や京都のイタリアンに足を運んだりした。オレイン酸、ステアリン酸とミーハーに脂肪酸牛肉を楽しんでいた俺にはジビーフは刺激的だった。そんな新保氏がなんとラボ、精肉店を併設するレストランを始めていたのだが、なかなか機会がなく、念願かなってやっとありつくことができました！ SAISIR（セジール） 日本中の食いしん坊やら肉を極めたい料理人までがやってくるという、牛肉の聖地。 メニューはイタリアでの修行経験もあるシェフが繰り出すイタリアンコース仕立（メニュー画像あり） まず最初に、メインの炭火焼きステーキ用に肉を吟味。4タイプの骨つき肉がワゴンに載ってテーブルまで運ばれてくる。その時によってジビーフだったり草原牛だったりホルスタイン、経産牛と最高に手当て（熟成）された牛肉から、しっかり説明を受け好みを選ぶ。 近江牛の赤身と食べ比べたかったので、別途オーダーも。 カリっと炭火焼きされた肉肉しい牛肉は、インスタ映えのシャトーブリアンや肉だか魚介だかわからんようなウニクといったナンパな肉料理とは別物です（嫌いじゃないが😅）。人類が狩猟し火を使い始めた頃の、香ばしい旨味の記憶の名残りに触れたかのような、悦びに近い味わいです！ もちろん、腕のあるシェフや料理人たちのタルタルステーキや牛レバのコンフィ、ラグーパスタ、リゾットもとても美味しい。そして意外にも激美味だったのがドルチェの🍮！←後日べつに紹介します笑笑 残念ながら、コロナ禍でアルコール類は供されなかったが、立派なワインセラーも完備しているので、皆さんも、落ち着いたらこの肉の聖地サカエヤを楽しみに、滋賀南草津まで足を運ばれてみてください！ 素晴らしい機会をつくってくれた友に感謝です！ごちそうさまでした┏○ﾍﾟｺﾘ 肉旅はまだ続く〜