ICHIBANBOSHI
・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW
HAMONIスタッフ
マグロの刺身ですね。何かそのマグロの刺身にこだわりはありますか?
一番星さん
はい、実は刺身と一言で言っても、マグロを生で食べるという意味では同じですが、握り寿司であったり、手巻き寿司、どんぶり、または刺し盛りのようなものなど、提供の仕方が様々あるんです。私たちはそれを全然別の料理と捉えています。 提供の仕方や料理の方法によって、マグロの種類や部位を変えて提供しているんです。 これが当店ならではの特色かもしれません。
HAMONIスタッフ
なるほど、ありがとうございます。 では、お店を開業するにあたっての経緯やきっかけなどをお聞かせください。
一番星さん
はい、まず私が普通に生活していて外食をする中で、市場で見るマグロや、持ち帰って食べるマグロと、店で提供されているマグロに大きな違いがあることに気づいたんです。正直、美味しいマグロに出会うことはあまりなくて、これは何でだろうと思っていました。それを突き詰めると、提供の仕方がマグロに合っていなかったり、飲食店での扱い方が間違っていたりすることが原因だと気づきました。そこで、自分なりにマグロの扱いにこだわり、消費者が満足するようなお店を作ってみようと思ったんです。これが、お店を開くきっかけの一部ですね。
HAMONIスタッフ
なるほど、マグロに対する深いこだわりからお店を開く決断をされたんですね。
一番星さん
そうですね。また、現在のマーケットでは、ブランドや価格にばかり焦点が当てられ、本質から離れている気がします。美味しいものがどんどん少なくなってきていると感じていて、これは今後さらに加速するのではないかと思います。本質を見れば、とても価値があるのに、それがブランドや価格にマッチしないために、市場価格が伴わなくなっているんです。これに対して、消費者に本質を伝える役割が必要だと感じています。もちろん、これに取り組んでいる人たちもいるわけですが、もしこれがなくなってしまったら、誰もその価値を追求しなくなってしまうと思います。
HAMONIスタッフ
なるほど、それは深刻ですね。
一番星さん
はい、特にマグロ漁業に関して言えば、日本は世界でも最高峰の漁業技術を持っています。しかし、これは一朝一夕で得られるものではありません。戦後、何十年、50年、60年かけて築き上げたものです。これは、一度やめてしまったら、簡単には再開できない。まるで伝統芸能のようなものです。もし、これが終わってしまったら、本当に美味しいマグロはなくなってしまうと思うんです。だから、この分野にフォーカスを当てる人が必要なんじゃないかと思っています。
HAMONIスタッフ
その想いが、お店の料理やサービスにも反映されているんですね。 では、ブランドに囚われず、マグロの中でも一番美味しいもの、本質を見抜いて厳選して仕入れているということなんですか?
一番星さん
そうですね、まさにそうです。ブランドに関係なく、本質で選んでいます。
HAMONIスタッフ
すごいですね!私たち消費者はそういったことが中々わからないので、店主さんが美味しいものを本質を見抜いて選んでくれるというのは、本当に嬉しいことです。
一番星さん
そうですね。そう思っていただけるお客様がたくさんいてくれればいいなと思っています。
HAMONIスタッフ
なるほど、そうなんですね。実際、口コミでも「本当においしい」「新鮮なお魚を都内で食べられるのはここぐらいしかない」というような高評価が多いですよね。今日、このお話を聞いて、その理由が納得できました。
一番星さん
それは嬉しいです。私たちも、お客様に満足していただけるよう、これからも頑張っていきます。
HAMONIスタッフ
ありがとうございます。 では次に、お店のコンセプトやテーマ、理念などがあればお聞かせください。
一番星さん
お店のコンセプトやテーマとしては、先ほどお話した通り、マグロの本質を大切にするというのがあります。そして、もう一つ大事にしているのは地域への貢献ですね。地域との関わりや、お客様との関わりを大事にしています。
HAMONIスタッフ
なるほど、ありがとうございます。 それでは、食材などのこだわりがあればお聞かせください。
一番星さん
食材に関してのこだわりは、やはり自分が食べたいと思うものを選んでいるというところですね。プロ目線で見てもおいしいと感じるもの、食べに行きたいと思うものを選んでいます。
HAMONIスタッフ
ありがとうございます。 では続いて、どの層のお客様が多いかお聞かせください。
一番星さん
そうですね、だいたい40代から60代くらいの方が多いです。お一人でいらっしゃる方も結構いて、テイクアウトでマグロを買っていく方が多いです。
HAMONIスタッフ
なるほど。それでは、内装や外観においてこだわりがあればお聞かせください。
一番星さん
高級感よりも敷居を下げる、入りやすい店にしたかったので、カジュアルな感じにしています。テーマとしては、海や船をイメージしたデザインです。 ただ、これは日本の船ではなく、ヨーロッパの雰囲気を取り入れています。仕事でヨーロッパに行くことが多く、地中海の魚屋やビーチ沿いのレストランのイメージで作りました。
HAMONIスタッフ
そうなんですね。インスタグラムのアイコンもそのような感じがしますね。
一番星さん
そうですね、そのマークは船の舵をイメージしています。ヨーロッパの魚屋やビーチ沿いのレストランの雰囲気を取り入れたデザインです。
HAMONIスタッフ
なるほど、それは面白いですね。お店の雰囲気が更に魅力的に感じられます。 では、今後のお店の展望などがあればお聞かせください。
一番星さん
もっと認知度を高めて、みんなに知ってもらえるように努力していきたいなと思っています。
HAMONIスタッフ
ありがとうございます。 では、お店を経営して、嬉しかったことや得た気づきなどがあればお聞かせください。
一番星さん
そうですね、やっぱりずっとB to Bで仕事をしてきたので、消費者の反応、リアクションを生で見れるというのは新鮮でもあり、嬉しいことでもあります。あとやっぱり対話しながら伝えていく楽しさというか、初めて味わう感覚や喜びがあると思います。
HAMONIスタッフ
なるほど、お客様の反応を直接見ることができるのは、新しい経験で喜びでもあるんですね。 それでは最後に、お店からお客様へのメッセージをお聞かせください。
一番星さん
今はブランド思考になってしまって、味わうというよりも脳で味わうような傾向が強いのですが、もっと本能的に舌で味わって「美味しい」と思える経験を増やしていただきたいです。それができるお店だと思っていますので、ぜひ足をお運びください。
01.
concept
コンセプトは、マグロの本質を大切にすることです。 そして、もう一つ大事にしているのは地域への貢献です。地域との関わりや、お客様との関わりを大事にしています。
02.
background
店主さんは以前、市場でまぐろのセリ人として働いていました。その時、外食時に市場のマグロ、持ち帰りのマグロ、飲食店でのマグロに違いがあることに気づき、美味しいマグロになかなか出会えない理由が提供方法や飲食店での扱い方に問題があることに気付きました。これを解決するため、マグロの扱いに細心の注意を払い、高品質で消費者が満足するマグロを提供するお店を開くことを決意したそうです。
03.
message
本能的に舌で味わって美味しいと思える経験を増やしていただきたいです。 それができるお店だと思っていますので、ぜひ足をお運びください。
HAMONIスタッフ
では早速ですが、おすすめのイチオシ商品をお聞かせください。
一番星さん
そうですね、全部おすすめなんですが、一番はマグロの刺身でしょうか。