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・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW・INTERVIEW ・INTERVIEW ・INTERVIEW

HAMONIスタッフ

早速ですが、お店のイチオシ料理を教えていただけますか?

リグナムさん

もちろんです。特におすすめするのは朝食メニューである、アボカドとポーチドエッグを使用したお料理です。

HAMONIスタッフ

なるほど、その一皿に何が詰まっているのでしょうか?そして、それがお店のコンセプトとどのように結びついているのでしょうか?

リグナムさん

それは、京都らしくないという、当店独自のコンセプトが具現化された一皿と言えます。アボカドと卵に加え、サイドにはケールというお野菜を添えています。これ一皿で1日に必要なビタミンやカロチンなどの栄養素を補うことができます。この料理はビーガンのお客様でもお召し上がりいただけますので、朝食から1日の栄養バランスを整えることができます。

HAMONIスタッフ

素晴らしいですね。ヘルシーながらも、バランス良く栄養が摂れる朝食メニュー。そのコンセプトは非常に魅力的ですね。 それでは次に、お店を設立した背景や経緯などについて教えていただけますか?

リグナムさん

はい。私たちは以前から「京都らしくない」というコンセプトで料理を提供することを心がけてきました。実際に、かつては京都で喫茶店の数が一位になるほど、パンの需要が高かったです。その中で、古き良き喫茶店が数多く存在する京都で、私たちは新たな一面を提示したいと思いました。京都市内の様々な場所を候補地としてピックアップした結果、私たちは岡崎エリアを選びました。

HAMONIスタッフ

なるほど、なぜ岡崎エリアを選ばれたのでしょうか?

リグナムさん

岡崎は環境美化に力を入れているエリアで、平安神宮や南禅寺といった全国的に有名な観光名所がたくさんあります。また、早朝から営業しているお店が少ないこともあり、そこに目を向けました。このエリアは山や琵琶湖に近く、緑や水辺が豊かで環境が整ってます。都会である東京や大阪と比べて、都市とは呼べないかもしれませんが、京都の中心地へも自転車で10分程度とアクセスも良好です。また、このエリアは季節の移り変わりを感じることができるので、私たちが季節のものを使いたいと思っていたテーマにもぴったりでした。例えば、今の時期になるとマンゴーなどの旬の果物を使用した料理を提供しております。そういった理由から、私たちは岡崎エリアでの開店を決めました。

HAMONIスタッフ

その思考過程、そして独自のコンセプトへのこだわりが感じられます。 次に、ビーガンの方にも対応されていること、一日の栄養が摂れる朝食を提供されていることなど、既に多くの特徴をお聞きしましたが、お店のコンセプトやテーマについて詳しくお聞かせいただけますか?

リグナムさん

もちろんです。当店の一つの大きなテーマは、カフェやベーカリーという枠組みを超え、それぞれの持つ魅力を融合させることです。カフェならではの空間や、ベーカリーならではの食材をどのように落とし込むか、またそれにどのように独自の解釈を加えるか、それが私たちの追求するテーマです。このような発想は今の時代、多くの場所で当たり前になっていると思われますが、私たちはそれにプラスアルファを加えて、独自の表現を提供したいと考えております。

HAMONIスタッフ

カフェとベーカリーの枠を超えた新たな取り組み、非常に興味深いですね。その独自性と志向性を感じ取ることができました。 続いて、食材に対するこだわりについてお聞きしたいです。

リグナムさん

はい、私たちの食材選びにおける一つのテーマは、「顔の見える食材」を使用することです。これはお野菜をはじめとする各種の食材について、どの農家さんが、どのような思いやこだわりを持って育て、取り扱っているのかを知り、そういった食材を極力使用するという考え方です。コーヒー豆についても同様で、どのように焙煎され、どのような味わいを追求されているのか、そのことを知っている焙煎師の方から直接仕入れています。私たちは食材を「いただく」という立場であり、その素材が持つ価値を尊重し、最大限に活かすことを常に心がけています。それが、私たちの食材選びの方針です。

HAMONIスタッフ

顔の見える食材を使用するというのは、素材そのものだけでなく、生産者の方の想いにもこだわり、その思いを料理に活かすという素晴らしい取り組みですね。 次に、お話しを伺うと、どの年齢層の方でも楽しめそうな内容ですが、特に多い客層は何でしょうか?

リグナムさん

観光地という特性上、平日と週末では客層が変わります。平日は近隣に住んでいる方や、京都市内にお住まいの方が朝食を食べに来てくださったり、パンを購入してくださったりします。私たちが目指すのは、地元の方々が気軽に利用できるお店となることです。

HAMONIスタッフ

では週末は、観光地に近いということで、家族連れや子ども連れのお客様も多いのでしょうか?

リグナムさん

そうですね、週末は観光客の方々にもご利用いただいてます。また、このエリアはレストランも多く、観光地として知られているため、それぞれのお店が違った魅力を持っています。当店はカフェの枠組みで営業していますが、お子様連れのお客様や車椅子でのお客様も入店しやすいような設計になっています。

HAMONIスタッフ

平日は地元の方々、週末は観光客と、様々なお客様が訪れるお店ですね。 次に、店内の内装や外装についてですが、特に植物の配置や開放的な窓からの日差しが印象的で、非常に素敵な雰囲気だなと感じました。これらについてのこだわりや、内装に込めた思いなどがあれば、お聞かせいただけますか?

リグナムさん

はい、内装については様々なことを考慮しています。もちろん、大きな窓から見える風景は魅力の一つですが、それだけではなく、どのテーブルでも楽しんでいただけるように心掛けています。例えば、定期的に変える植物の配置により、同じお客様でも前回とは違う印象を受けることができます。私たちが目指すのは、どの席に座ったお客様も感動していただける空間の提供です。

HAMONIスタッフ

なるほど。植物については、季節によって変えられているのですか?

リグナムさん

はい、その通りです。店内の環境を美化するためには、自然の要素が欠かせません。 季節の花や植物を使うことで、外の風景とは違う美しさを店内でも感じていただけるように心掛けています。

HAMONIスタッフ

自然の要素を活かした内装、素晴らしいですね。 続いて、お店が繁盛している理由や、工夫している点などがありましたらお聞かせいただけますか?

リグナムさん

はい。私たちが心に留めている3つのテーマ、つまり人、物、環境が大きな要素となっています。まず「人」とは、スタッフの接客に関する部分です。来店していただいたお客様が、親切な接客やスタッフの笑顔、ビジュアルなどから感じる満足感により、再び来店したいと思ってもらえるよう、全スタッフで丁寧な接客を心掛けています。 次に「物」ですが、これは当店の提供するお料理やパン、デザート、飲み物についてです。これらのお料理がお客様にとって「また食べに来たい」と思っていただけるものであることが大切です。 最後に「環境」です。これは先ほどお話した植物や景色といった店内環境に加え、例えばFree Wi-Fiの提供など、お客様が快適に過ごせる環境作りにも力を入れています。季節ごとの風景の変化なども、再訪のきっかけになって頂けたら嬉しいです。 これら3つのテーマを大切にして、お客様が訪れる理由を1つでも多く提供できるよう努めています。

HAMONIスタッフ

"人"、"物"、"環境"という3つのテーマを大切にされていて、本当に素敵だなと感じました。 次に、今後の店舗展開について何か予定があればお聞かせください。

リグナムさん

現在は主に朝と昼に営業しているのですが、将来的にはディナーも提供できるようなレストラン形式への展開を考えています。

HAMONIスタッフ

ありがとうございます。今後の展開も楽しみです! 次に、店を経営していて得た気づきや嬉しかったことなどを教えていただけますか?

リグナムさん

過去数年、コロナの影響で多くの飲食店や宿泊施設が苦しんでいます。私たちも厳しい状況に追い込まれましたが、その中でも常連のお客様が足を運んでくださったり、新規のお客様が訪れてくださり、それがまた新たな常連のお客様に繋がるなど、お客様からの支持を強く感じました。お客様が私たちのテーマのどれかに惹かれてくださり、何か一言二言会話が交わせると、それが最も喜ばしい瞬間で、大きな気づきの一つです。

HAMONIスタッフ

ありがとうございます。 最後に、お客様へのメッセージをお聞かせください。

リグナムさん

私たち自身は自分たちをただの飲食店とは考えていなくて、サービス業と考えております。美味しいものを提供するのは当然のことで、それに加えて、お客様が何かしら喜んでくれるものを提供したいと考えています。 それが何であれ、楽しい時間を提供したいという想いで、これからも変わらず提供していきたいと考えています。

01.

concept

京都らしくないというのが当店のコンセプトです。そして、当店の一つの大きなテーマは、カフェやベーカリーという枠組みを超え、それぞれの持つ魅力を融合させることです。カフェならではの空間や、ベーカリーならではの食材をどのように落とし込むか、またそれにどのように独自の解釈を加えるか、それが私たちの追求するテーマです。このような発想は今の時代、多くの場所で当たり前になっているかもしれませんが、私たちはそれにプラスアルファを加えて、独自の表現を提供したいと考えております。

02.

background

私たちは以前から「京都らしくない」というコンセプトで料理を提供することを心がけてきました。そして実際に、かつては京都で喫茶店の数が一位になるほど、パンの需要が高かったです。その中で、古き良き喫茶店が数多く存在する京都で、私たちは新たな一面を提示したいと思いました。京都市内の様々な場所を候補地としてピックアップした結果、私たちは岡崎のエリアを選び、お店を開店いたしました。

03.

message

私たち自身は自分たちをただの飲食店とは考えていなくて、サービス業と考えております。美味しいものを提供するのは当然のことで、それに加えて、お客様が何かしら喜んでくれるものを提供したいと思っています。それが何であれ、楽しい時間を提供したい、ざっくりとした言葉になりますが、そういったことをこれからも変わらず提供していきたいと考えています。